投稿者: mayumi

  • 【Vol.39】焼火神社にご奉納に行って参りました

    【Vol.39】焼火神社にご奉納に行って参りました

    まず、  冒頭からお礼とお詫びを申し上げます。

    『神迎え』のご注文を早々にいただきました皆さま、誠にありがとうございます。

    予約注文というスタートには不安もございましたが、
    応援の意味も込めて、すぐにオーダーしてくださった皆さまには大いに力をいただきました。
    心からお礼を申し上げます。

     

    そして、2月10日より順次配送とお伝えしておりましたが、
    現在、完成本の数がご注文に追いつかない状況となっております。
    大変申し訳ございません。

    3月1日には書林版の数が揃う予定です。
    手製本ゆえ、どうしても制作に時間がかかります。
    お待たせして大変申し訳ございませんが、
    今しばらくお時間をいただきたく、お願い申し上げます。

    さて、先日、出来上がったばかりの『
    神迎え』第一号を抱え、焼火神社へご奉納に行って参りました。

    まずは、サンライズ出雲からスタート。
    最近は切符がなかなかとれない人気の特急列車ですが、それも納得。
    寝台車ならではのワクワク感は年齢とは関係ありませんね。
    画家の水野先生、デザイナーの谷さんとラウンジでビール片手に乾杯。
    そして、個室でゆっくり眠ったあとは、車窓から見える朝焼けの空に感激。
    途中、他の貨車が鹿とぶつかって路線が止まり、2時間ほど遅れるという
    ハプニングもありましたが、それもまた思い出の一つです。

     

    そして、米子駅から境港へ移動。さらに隠岐汽船に乗って、
    宿泊先の海士町にある「中村旅館」にたどり着いたのは日が沈む頃。
    途中の待ち時間も含めて19時間近くの旅です。・・・遠い。

    でもその分、恋と一緒で、思い募る人に会えた時、
    いやいや、到着した時の喜びは大きいというものです。

    2月2日、ご奉納の日、
    この時期、この地域では珍しく快晴となりました。
    焼火神社の社殿に射した木洩れ陽のやさしかったこと。

    午後2時より、焼火神社第21代 松浦道仁宮司に祝詞を上げていただき、
    奉納の義が始まりました。

    厳かな空気に包まれているうちに、
    今が令和であることを忘れそうになります。

     

    平安時代より続く祈りの場に、
    自分が座らせていただいていること自体も不思議で、
    なぜかとめどなく涙が溢れてきました。

     

    そして、焼火神社に無事、『神迎え』を納めさせていただいた瞬間、
    「やっと、全てが整った」と思えたのです。

    また、様々な出逢いに導かれてこの日を迎えられたわけですが、
    今となっては、「神議り」によって私は動かされてきたに過ぎない、
    と感じています。

    儀式が終わった後、谷さんがぽろっと
    この本が焼火の社殿に置かれているところを何度もイメージしながら、デザインしていたんです」と話してくれました。
    私が知らぬところで、谷さんがこの本と向き合ってきた想いと時間の深さを想像し、一層頭が下がりました。

    ここまでご一緒してくださった制作メンバーを含め、皆さまに、改めてお礼を申し上げます。

    今回の奉納の旅には、最初のご縁を繋いでくださった、鳥取県米子在住の森田多佳子さんもご一緒してくださいました。

    多佳子さんは米子でone’sという素敵なブティックを営んでおられるパーソナルスタイリストさんで、海士町への移動ブティックなども展開。とっても愛ある方です。

    http://ones-t.com/

    (多佳子さんと隠岐在住のデザイナーのミナミマイさん。大変お世話になりました!!)

    どんなこともそうですが、自分の思いだけでは、何も形になりません。
    振り返れば、あのとき、あの人との出逢いがあったからこそ・・・の連続で、
    人生は豊かに広がっていく。
    新しい扉を開いてくれるのも、いつも人。そう私は思います。

    そして、今回の奉納の様子を、地元の山陰中央新報様に記事にしていただきました。
    鎌田剛隠岐支局長 ありがとうございます。
    ​​https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/523387

    最後になりましたが、Japan Craft Book刊行を記念して、
    皆さまに作品をじっくりご覧いただきたく、
    「展示会」(鎌倉)と「制作者トークイベント」(東京・大塚)を企画しました。
    ぜひ、お気軽に足をお運びください。

    【Japan Craft Book 第一号『神迎え』 鎌倉・展示発表会】​
    会期 : 2024年3月16日(土)〜18日(日) 11:00~18:00
    会場 : 【Atelier & Gallery一凛】(鎌倉・長谷)
    ​〒248-0016
    鎌倉市長谷2丁目12-17 長谷弐番館3階(江ノ電長谷駅より徒歩1分)
    tel 050-3577-9428
    https://ichirin-kamakura.com/

     

    【Japan Craft Book PROJECT 制作者トークイベント (in マスミ東京 大塚)】​

    画家:水野竜生

    装幀美術家:横尾靖

    書家:辰巳紫瑛

    アートディレクション・デザイナー:谷さや

    文筆家:稲垣麻由美
    それぞれの道のプロが制作への想いなどを語ります。
    この日、焼火神社での奉納時の動画などもご覧いただく予定です。

    日時 : 2024年4月13日(土) 14:00~16:00
    会場 : スペースMURO (マスミ東京)
    〒170-0002 東京都豊島区巣鴨4丁目5-2(JR山手線 大塚駅北口徒歩6分)
    tel 03-3918-5401
    https://www.masumi-j.com/access/
    参加費:800円(資料代込み)

     

    梅の香りに、春の到来を実感します。
    朗らかに。朗らかに。

    -オンライン予約販売サイトー
    https://jpncraftbook.theshop.jp

     

    Japan Craft Book プロジェクト
    代表  稲垣麻由美
    official@japancraftbook.com

    ーつづくー

  • 【Vol.38】東京・青山(表参道)でお披露目  「是非」の心で

    【Vol.38】東京・青山(表参道)でお披露目 「是非」の心で

    前回のニュースレターでもご案内しましたが、Japan Craft book の題字を担当してくださった書家・辰巳紫瑛さんの個展が青山(表参道)で1月23日より始まりました。

    今回の個展のテーマは「心ととのえる書」。
    題材はすべて禅語です。

    こちらの力強く美しい「是非」をご覧ください。

    是非とは、
    善と悪、好と悪、有と無という相対的判断を指す。世俗のことは簡単に二つに分けられるのだろうか。

    という意味なのだそうです。

    まさに、そのような分別を持たないようにするだけで、日々、心は随分と穏やかになるはずです。

    ほかに、「塵外楽清閑」「放下著」「六根清浄」「素心」「幽清」「無」など。どの書の前に立っても、しばし俗事を忘れ、極上の閑を得られます。

    そして、この品格ある表装は、Japan Craft Bookのアドバイザーでもある、マスミ東京の横尾靖氏によるもの。「軸装は世界に誇る日本のエンクロージングアートである」とおっしゃっていましたが、まさに、その通りだと納得です。

    https://www.masumi-j.com/

    また、ギャラリー2階の一角にて、Japan Craft Book 第一号「神迎え」を展示させていただいております。特装版、書林版ともに、実際に手にとってご覧いただけます。

    「和紙って、本当はこんなに 光沢があるものなのですか? ザラザラした紙というイメージでしたが、すべすべしたものもあるんですね」とおっしゃる方が結構多く、はっとしました。

    我々が普段、文房具店などで手にする和紙は、洋紙にも使われる木材パルプを使った機械抄きのものが圧倒的に多く、自然素材と人の手だけで作られた紙を手にすることは、よほど意識しないかぎりないかもしれません。
    実際、私自身も以前はそうでした。

    どちらにもそれなりの良さがあり、優劣はないのかもしれませんが、日本人なら、本物の和紙に触れてみていただきたい、そんな思いからも、このJapan Craft Book Projectはスタートしています。

    ちなみに、紙を「すく」という漢字ですが、手漉き和紙と機械抄き和紙。機械ですいたものには、手偏に少ない、という字をあてるのですから、日本語とは面白いものですね。

    そして、書林版をご覧いただいた方からは
    「想像していたより小さい」など、率直な感想もいただきました。
    どの感想もありがたく貴重な機会となっております。

    Japan Craft Bookのメインコンセプトは「掌に美しい日本を奏でる」です。掌におさまる大きさを意識しつつも、開いていただくと蛇腹形式になっており、1m50㎝ほどの長さになります。屏風のようにも愉しんでいただけましたら幸いです。

    【辰巳紫瑛展 ー心ととのえる書ー】​
    会期 : 2024年1月23日(火)〜28日(日) 10:00~18:00

    会場 : 桃林堂画廊
    ​東京都港区北青山3丁目6-12

    ヒューリック青山ビル1階
    表参道駅[B4]徒歩1分
    https://www.tatsumishiei.com/news/240109/

    3月には鎌倉、4月には東京にて、制作者のトークイベントや展示会などを計画中です。また詳細が決まりましたら、ご案内させてくださいませ。

    -オンライン予約販売サイトー
    https://jpncraftbook.theshop.jp

    Japan Craft Book プロジェクト
    代表  稲垣麻由美
    official@japancraftbook.com

    ーつづくー

  • 【Vol.37】書家・辰巳紫瑛氏の個展 東京・青山で開催

    【Vol.37】書家・辰巳紫瑛氏の個展 東京・青山で開催

    能登で震災に遭われた方、そのご家族のことを思うと言葉を失いますが、
    まず祈り、そして、自分になにができるかを考え、
    粛々と行動していきたいと思う新年でございます。

    皆さま、本年も宜しくお願い致します。

     


    ちなみに、
    日本語の「いのり」という言葉の語源は、「生宣(いの)り」だそうです。

    「い」は、霊威ある力「生命力」をさし、
    「のり」は、みことのり(詔)や、のりと(祝詞)からきており、「宣言」を意味します。

    「いのり」は、生命への宣言。

    人間はおそらく、宗教という概念を持つ前から、「祈り」という行為を続けてきたはずです。
    命が生まれることに対しても、命が消えていくことに対しても、輝く太陽にも、恐ろしい雷雨にも、自然と手を合わせる。

    誰に向かって手を合わせているのか。

    「神」という言葉がなくとも、感謝や畏怖の念を持ち、気がつけば手を合わせていた。
    そして、手を合わせることで、何かが変わることを知っていた。

    これからのAIの時代において、一層、そういった感覚が大事になっていく気が致します。

     

    さて、前置きが長くなりました。

    『神迎え』 の題字と、神楽歌の一節をすばらしい書で表現してくださいました、書家の辰巳紫瑛さんが、1月23日(火)〜28日(日) 東京・青山の桃林堂画廊さんにて個展を開催されます。

    ありがたいことに、その個展会場の一角にて、『神迎え』の特装版と書林版を展示させていただくことになりました。

    【辰巳紫瑛展 ー心ととのえる書ー】

    会期 : 2024年1月23日(火)〜28日(日)
    10:00~18:00(初日23日は12:00より)
    *27日(土)14:00よりギャラリートーク

    会場 : 桃林堂 青山支店画廊
    東京都港区北青山3丁目6-12 ヒューリック青山ビル1階
    表参道駅[B4]徒歩1分
    https://www.tatsumishiei.com/news/240109/

    「6歳で近所の書道教室に通い始めてから、ただただ書くことだけが自身の中にありました。その間ずっと、筆を執り、墨を使い、紙に向かうことで心をととのえてきたのだなと噛み締めています。
    何を成して来たか、と問われても答える言葉を持ち合わせていない未熟者でございますが、古典を学び、黒白の美しさを求めてきた自分の中に今あるものを書にすることに臨みます。
    年明けの寒い時期ではございますが、お時間のゆるす方々にお運びいただきご高覧賜りますれば幸いにございます。  辰巳紫瑛」

     

    連綿と歌い継がれてきた神楽歌の美しい一節を、「神迎え」特装版では、黒い紙の上に黒の書で表現 

    前回のニュースレターで、
    1月1日予約販売開始のお知らせをさせていただき、
    たくさんのお祝いのメッセージと予約注文を頂戴しました。
    改めて、心より厚くお礼を申し上げます。

    https://japancraftbook.com/news/kamimukae-on-sale/

     

    ただやはり、実物をご覧になりたい、とのお声も多数いただきました。展示会の第一弾として、今回のような機会をいただけましたこと、大変ありがたく存じております。

    ぜひ、足をお運びくださいませ。お待ち申し上げております。

     

    Japan Craft Book プロジェクト

    代表  稲垣麻由美
    official@japancraftbook.com

    ーつづくー