人は未来を想像するとき
幸せな自分を想像する。
ふと、幸せとは何だろう、
と考えてみた。
自分の人生を振り返ったとき
幸せだと思った瞬間は、
あんがいささやかなできごとの中で
生まれていたことに気づく。
おばあちゃんが、
「おまえは優しい子だね」
と頭を撫でてくれたことや
お正月に家族とこたつで
ゲラゲラ笑ったことや
大好きな人と
はじめて手をつないだ瞬間
だったりする。
決して、どこかで豪華なお料理をいただいたときや
憧れの高級ホテルに泊まったときの感動より
幸せは、もっと、身近なところで起きている。
幸せな未来。
明日も当たり前と思っている平凡な毎日が
続くことかもしれない。