今日、久しぶりに会ったあの人は
どこか深い場所にしまっている言葉を
一生懸命掘り起こして、紡ごうとしていた。
だけど、うまく紡げず、苦しそうだった。
「その気持ち、わかるよ」
なんてとてもいえず、
うん、うん、うん 私はとうなづくだけだった。
ただ、あの人は
「きっと、大丈夫だよ」
と、言って欲しかっただけかもしれない。
いつも、そんなことに、後になってから気づく。

今日、久しぶりに会ったあの人は
どこか深い場所にしまっている言葉を
一生懸命掘り起こして、紡ごうとしていた。
だけど、うまく紡げず、苦しそうだった。
「その気持ち、わかるよ」
なんてとてもいえず、
うん、うん、うん 私はとうなづくだけだった。
ただ、あの人は
「きっと、大丈夫だよ」
と、言って欲しかっただけかもしれない。
いつも、そんなことに、後になってから気づく。
良かれと思ったことが
ことごとく裏目にでることがある。
そんなつもりはなかった、
と、どんなに説明したくても
相手が背中を向けてしまって、言葉が届かない。
思いが届かない。
昨日まで光り輝くように見えていた景色が
一瞬にして陰る。
どうすればいい?
どうしたら誤解が解ける?
いや、そもそも誤解なのか?
もし、少し時間を戻して、あの時点に戻れたとしても
同じことをやる気がする。
どうしようもなく深まってしまった溝は
もしかしたら、ずっと前からあったのだ。
どこか気づいていたのに、気づかないふりをしていた。
仕方ない・・・
そう思えるようになるまでには、時間がかかりそうだ。
振り返らず、ただただゆっくり歩いてみよう。


梅の季節が終わってしまった。
梅は私の憧れの花である。
暗い夜道、その姿が見えないのに、
ほのかな優しいかほりが、その存在を教えてくれる。
かほりに誘われるままに歩むと
そこに白やピンクの小さな花をいっぱい咲かせていて、
愛おしい姿に胸がいっぱいになる。
ほんの数年前までは、さくらやバラに目が行きがちだった。
でも、見た目の華やかさより、暗闇でもその存在を知らせるかほり。
そんなものにとても惹かれる。
我が身を着飾ることだけでは、たどりつけない存在感。
かぐわしい女。
さて、どうしたらそこにたどり着けるのやら・・・